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サジェスト汚染とは?被害にあった場合の2つの正しい解決方法

サジェスト汚染とは?被害にあった場合の正しい解決方法

トラハック
トラハック
「サジェスト汚染」という言葉を聞くけど、どういう意味なの?
もしサジェスト汚染の被害にあったら、どのように対応すれば良いんだろう。
ネガティブなサジェストキーワードを削除する方法はあるの?

そんな疑問を抱えた方に向けた記事です。

この記事を読めば分かること
  • サジェストが汚染される2つの原因
  • サジェスト汚染の影響と被害例
  • あなた自身でサジェストを削除する方法
  • 弁護士に依頼してサジェストを削除してもらう方法

結論から先に述べます。

サジェスト汚染
  • サジェスト汚染とは、検索エンジンのサジェスト機能を悪用した印象操作です。
    個人名や企業名とともにネガティブなキーワードが検索候補に表示されます。
  • サジェスト汚染の被害者は、一個人から大企業まで様々です。
  • Googleサジェストの削除ならば、あなた自身で申請できます。
    ※ただし注意点があります
  • サジェスト対策業者に依頼する方法もありますが、正直怪しい業者が多いです。
    弁護士に依頼して法的措置をとるのがベストです。

私は、SEO対策をサポートするサジェストキーワード収集ツールを開発している身です。
開発のためにサジェストを研究した際に知った「サジェスト汚染」について、この記事でお伝えします。

サジェストはユーザーの検索をサポートする素晴らしい機能であり、SEO対策においても重要な役割を占めます。
サジェストキーワード収集ツールの開発者として、健全なサジェストをユーザーの皆さんに利用してもらいたいという気持ちで、この記事を執筆しました。

トラハック
トラハック
恣意的な汚染のないサジェストで、ユーザーもコンテンツ作成者も気持ちよくwebを活用してほしいなあ。

それでは本編に入ります。

サジェスト汚染とは?【原因は2つ】

サジェスト汚染とは?【原因と影響】

サジェスト汚染とは何か、その原因と悪影響を解説します。

サジェストが汚染された状態とは

サジェストが汚染されている場合、Googleなどの検索窓に個人名や企業名を入力すると、ネガティブなキーワードが検索候補に表示されます。

サジェストが汚染された状態
トラハック
トラハック
上記の画像は、残念ながら2018年のブラック企業大賞にノミネートされた「ジャパンビジネスラボ」のGoogleサジェストです。

ネガティブなサジェストキーワードが表示される理由は2つ考えられます。

ネガティブなサジェストキーワードが表示される理由
  1. 個人や企業の実態に即しており、そのキーワードの組み合わせで多くの人に検索されているため
  2. 個人や企業の実態には即しておらず、一部のユーザーがネガティブなキーワードを含めたコンテンツを作成し、大量に検索しているため

このうち、後者を「サジェスト汚染」と呼びます。

トラハック
トラハック
サジェスト汚染、被害者にとってはとんでもなく迷惑な状態だね…。

サジェストが汚染される2つの原因

サジェストが汚染される原因は主に2つです。
検索エンジンにより多少の違いはあります。

サジェストが汚染される2つの原因

  1. 汚染されたサジェストキーワードが含まれるコンテンツが存在すること
  2. 汚染されたサジェストキーワードの組み合わせで一定数の検索がなされていること

サジェストが表示される仕組みについて、次の記事で解説しています。
SEO対策の観点から解説していますが、サジェスト汚染においても原理は同じです。

https://torahack.com/what-is-suggest/

トラハック
トラハック
一部のユーザーが悪意を持ってサジェストを汚染しているんだね。

サジェスト汚染の影響

サジェスト汚染の被害にあった場合、個人の信用や企業のブランディングが損なわれてしまいます

検索者がその個人や企業について何も知らなかった場合、汚染されたサジェストを真実だと信じてしまうからです。

例えば、「〇〇企業 ブラック」というサジェストが表示されていたら、きっと〇〇企業の志望者は減るので、採用活動に支障をきたしますよね。
それだけでなく、ブランドに悪いイメージを持たれることで売上が減少するかもしれません。
購買行動はブランドイメージに大きく左右されるからです。

トラハック:個人に対するサジェスト汚染も同じで、ありもしない罪を着させられて、生活しづらくなるよなあ。

サジェスト汚染の実例【企業だけでなく個人も被害に】

サジェスト汚染の実例【企業だけでなく個人も被害に】

サジェスト汚染の被害例の中でも、有名なものを紹介します。
企業だけでなく、個人もその被害にあうことを知っていただければと思います。

2chのなんJ民によるサジェスト汚染の被害にあった「唐澤貴洋」

この事件の概要を簡潔に説明します。

唐沢貴洋氏のサジェスト汚染の概要
  • 唐沢貴洋という弁護士が2chのなんJ民の総攻撃を喰らってサジェストを汚染された
  • 唐澤貴洋氏の依頼人であった長谷川亮太氏も巻き込まれた(ハセカラ騒動)
  • 唐澤貴洋氏の所属していた法律事務所Steadinessも同様にサジェストを汚染された
  • 法律事務所クロスと名称変更したものの特定されて引き続き被害にあう
  • 日本で「サジェスト汚染」が有名になったキッカケでは

あくまで私見ですが、この事件は被害者側の対応がなんJ民による炎上を助長させてしまったと思います。

詳細を知りたい方は唐澤貴洋Wikiをご覧ください。

トラハック
トラハック
サジェスト汚染の被害にあわないためには、身の振る舞い方に気をつけなきゃいけないんだねえ。

ペヤング焼きそばのネガティブなサジェストを消そうと努力した「まるか食品」

ペヤング焼きそばのネガティブなサジェストを消そうと努力した「まるか食品」

画像引用元:ペヤングソース焼きそば|まるか食品

次に紹介するのは、異物混入をきっかけにネガティブなサジェストが表示されたペヤングの製造会社「まるか食品」の例です。

実際、ペヤングに異物(ゴキブリ)が混入していたことは事実でした。
そのため、サジェストには「ペヤング ゴキブリ」が上位表示される結果となりました。

事件後、まるか食品はペヤング焼きそばの製造販売を一時停止しました。
そして製造販売の再開後に取った戦略が、「パクチーMAX」「わかめMAX」「激辛MAX」などの新商品連発です。
ペヤングの新商品発売には以下のような裏の意図があると言われています。

ペヤング新商品連発の意図
  1. 奇抜なテイストの新商品による話題性
  2. 新商品名で検索される
  3. 「ペヤング ゴキブリ」というサジェストを下位に追いやる

トラハック
トラハック
主力商品だったからこそ、何としてもネガティブイメージを払拭させたかったんやろうね。

日本だけでも毎月6000万人以上がGoogleとYahooを利用して検索している現代において、サジェストの影響力は計り知れません
だからこそ、多くの企業がブランディングのためにネガティブなサジェストへの対策に力を入れています。

汚染されたサジェストを削除する2つの方法【法的措置】

汚染されたサジェストの削除方法【法的措置】

最後に、もしサジェスト汚染の被害にあってしまった場合、サジェストを削除する方法を紹介します。

【方法1】Googleサジェストの汚染であればあなた自身で削除申請ができる

Googleサジェストの汚染であればあなた自身で削除申請が可能

Googleサジェストを汚染された場合、申請フォームからGoogleに削除を依頼することができます

法律に基づく削除に関する他の問題を報告する – Legal ヘルプ|Google

Googleが削除申請フォームを設けた理由は、2011年頃からEUを中心に「忘れられる権利」の機運が高まったためです。

2014年5月13日、欧州司法裁判所は、検索主体(data subject)は、一定の場合に、検索事業者に対して、検索リストから自己に関する過去の情報の削除を求めることができるとして、「忘れられる権利」を認める先行判決を下した。 Google側は「Google検索エンジンは、インターネットで閲覧可能な情報へのリンクを提供しているだけで、情報の削除権限は当該情報を公開する人にのみあり、検索結果の修正は検閲に当たる」と主張したが、欧州司法裁判所は、Googleの主張を認めなかった。

引用元:忘れられる権利|Wikipedeia

こうした背景を受けて、Googleは削除申請フォームを設けているわけです。

実際に削除している対象はサジェスト自体ではなく、サジェスト表示の原因となるコンテンツです。
申請フォームからも分かる通り、Googleが該当コンテンツを削除する基準は「権利侵害がなされているかどうか」という法的観点からです。

トラハック
トラハック
違法だと認められる内容であれば、申請フォームからコンテンツの削除を依頼して、汚染されたサジェストの浄化ができるということだね!

ただし、申請時には注意点があります
初回の申請時に、なるべく詳細に書くことです。

1度否認されてしまった場合、2回目以降の申請は通らない可能性が高いためです。

ただし、サジェスト汚染の被害に悩んで何も行動しないよりは、まずはあなた自身でGoogleに削除申請を依頼してみてはいかがでしょうか

【方法2】弁護士に依頼して汚染されたサジェストを削除する【依頼先選びは慎重に】

弁護士に依頼して汚染されたサジェストを削除する【依頼先選びは慎重に】

サジェスト汚染を解決するもう1つの手段が、弁護士に依頼することです。
サジェスト対策企業やサービスを利用するのではなく、直接弁護士に依頼する点が重要です。

まず、他のサジェストキーワードを上位表示させる対策をとることでネガティブなサジェストを下位に追いやる「逆SEO」は、効果が見込めません。
法的アプローチによってサジェストを削除する方が効果的です。

サジェスト対策を検索すると以下のような企業やサービスがヒットします。

  • 株式会社ニャースnya-s.com
  • サジェスト対策PRO
  • 株式会社ルミネージ

これらの企業やサービスの良し悪しを明言することは難しいです。
ただし、依頼先を選ぶ際には、以下の3点を知っておいていただきたいです。

サジェスト削除の依頼先選びで失敗しないための知識
  1. 弁護士が代理削除申請を行なうサービスであること
  2. 弁護士以外が代行削除申請をした場合は違法行為であること
  3. 依頼主から弁護士へ削除するために仲介企業を介さないこと(弁護士の斡旋行為は禁止されているため)

以上の理由から、サジェスト削除を依頼するならば直接弁護士に相談することが最適です。

トラハック
トラハック
サジェスト汚染は法律に関わる問題なので、削除についても正しい知識を身につけておこう!

この記事のまとめ
  • サジェスト汚染の原因は、悪意ある人間がネガティブなキーワードを含むコンテンツ作成と検索を行っているため。
  • サジェスト汚染の被害は企業だけでなく個人にも及び、ブランドや信用を著しく損なう。
  • Googleサジェストの削除は、申請フォームからGoogleに直接依頼が可能
  • 汚染されたサジェストは、弁護士に直接依頼して削除する方法がベスト